グッドネイバーズ・ジャンボリーって、すごい


(会場のかわなべ森の学校に続く道。なんとも風情があります。)

以前から気になっていたグッドネイバーズ・ジャンボリー、ついに行って来ました。
なんとなく、ライブあり、ワークショップあり、出店ありっていうのは知っていたのですが、それが一つのイベントとしてどんなふうにつながっているのか、どうして関東圏、関西圏、そして九州各県からも多くの人が訪れるのかとても興味がありました。

台風の接近が心配された8月31日、台風は温帯低気圧に変わり、雨が降っていました。
駐車場になっている諏訪運動公園に車を止め、シャトルバスへ。
会場と駐車場をピストン運行しているので、ほとんど待たなくて済むのがありがたい。
行きは2時過ぎごろ、帰りは7時ごろ乗りましたが、どちらもほぼ満席。
イベントの人気のほどがうかがえます。


(写真は川辺森の学校側のシャトルバス乗り場)

ときおり雨が降る中、会場にはすでに多くの人が。

屋外ではライブ。
なんと、あのハナレグミやスミンなどのアーティストがここ川辺の野外ステージで歌ってくれるのです!

それに、数多くのカラフルなテントにはおいしそうな食べ物や飲み物、心躍る雑貨や古本が。

屋内はワークショップや映画上映など、さまざまなアクティビティを楽しめます。

こんなにも多くの人を魅了するグッドネイバーズ・ジャンボリーの秘密をさぐるべく歩き回ってみました。

ワークショップの多彩さには驚かされました。
打楽器、プラバンストラップ、オーナメント、寄せ植え、木製カップ、キャンドル、タッセルキーリング、 ブレスレット、陶芸(ろくろ)、段ボールハウスなどなど。
大人も子どもも本当に楽しみながら参加していました。

ワークショップのひとつ、打楽器(ラテン)を覗いてみました。
子どもたちがかつてことばや数を学んだ小学校の校舎は、好奇心に満ちた大人であふれていました。
教室に入れなかった人たちが廊下にあふれ、ラテンのリズムに合わせて手拍子しています。人々はこんなにも学ぶ意欲にあふれていたのだ、とものすごい感慨をおぼえました。
― なぜ、こんな不便な場所に毎年多くの人が集まるのか。
その答えの一つはここにあると思えました。
ここでは、学びたい、楽しみたい、という渇きをいやす場を求める人々が目をキラキラ輝かしてそれぞれの好奇心を満たしています。

2階に続く階段には、来場者が自由な発想でバトンしていく一連の物語が、書かれるそばから掲示されていました。


カタルタ・ノベル。

もちろん、楽しみは屋内だけではありません。
雨なんか平気。
屋外では、様々なアーティストが舞台に立ち、じつに多くの人たちが思い思いの 場所で、立ったり、持ち込んだ椅子やレジャーシートに座ったりしてそのパフォーマンスを存分に楽しんでいました。


こちらはスミンのライブ。台湾先住民族アミ族のスミンは台湾国内で高い評価と人気を得ているばかりでなく、アメリカ・カナダ・フランスなどでのライブでも人気を博しています。
今回は弟分二人を引き連れ、アコースティックギターを弾きながら、アミ族の歌を披露してくれました。その、時に物悲しく、時に力強い調べはエキゾチックでいてなんだか懐かしい。そんな不思議な歌でした。最後は雨の中、来場者もみんなで手をつなぎ、アミ族のダンス。

みんなでたのしむ。
みんなでやる。

これがグッドネイバーズ・ジャンボリーのキーワードかも知れません。

与えられるだけのイベントではない、来場者も楽しみ、行動する。
そして、何をするか、いつするかもそれぞれの自由。
食べて歩く、ライブを見る、ワークショップに参加する、ツリーハウスでまったりする、行きかう人を眺める、あるいは何にもしない。
何だってあり。
誰かが決めるのでなく、自分でやりたいことを決める。
すごい。
考えてみれば、こんなイベントなかったかも。
そして、そんな自由と楽しみと上質のパフォーマンスを求めて人々は来るのかも。


(写真は「森の映画館リベルテ」。チェコアニメを上映。)

自分でやる、と言えば、ごみの分別もそう。
会場のある川辺町の分別に従い、来場者たちはごみステーションでスタッフに教えられながら、きちんと分別していました。
こんなにも多くの人が集っているにもかかわらず、ごみが落ちていない。そして、ごみステーションが臭わない。
これも、すごい!

そして、会場の雰囲気。
みんなが思い思いに楽しんでいて、 だれでもウェルカム!という雰囲気。
みんなが思い思いに楽しんでいるのだけど、一種のまとまりを感じる雰囲気。
これって、一体なんだろう。
このイベントの「グッドネイバーズ」というタイトルを直訳すると「よき隣人」。
会場の雰囲気って、これかも。
「ワンネス」 という言葉が頭に浮かびました。

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