鹿児島特有の六月灯
子どものころから親しんできた六月灯が、実は鹿児島(旧薩摩藩)だけで行われるお祭りだと知ったのは大人になってから。
「六月灯」という言葉も全国共通語と思っていたので、辞書で見つからなくて驚きました!!
インターネット上の辞書等に掲載されるようになったのも最近です。
この時期になると鹿児島県内のいたる神社や寺院で六月灯が開催されます。
鹿児島弁では「ロッガッドー」と 言います。
六月灯の由来 ~島津家との関わり~
じゃあ、なぜ鹿児島だけでこのような お祭りが始まったのかを調べてみました。
島津19代藩主光久公が新昌院(現新照院町)の上山寺の観音堂を再建したおり、旧暦6月18日に沿道に灯籠を掲げ、道の明かりにしたそうで、檀家もこれにならって灯籠を寄進したのが始まりといわれているそうです。
島津の殿様に倣って一般の人が始めた・・・鹿児島特有のお祭りなわけですね。
また、古来、「六月のオツメアゲ」といって、早馬神や鎮守様などにお燈明を上げ、牛馬の疫病祓いや田の病虫害駆除を祈る習わしがあったそうで、こうした民間の行事が洗練されて六月灯の祭りになったのだろうという説もあるそうです。
県下一円和紙灯篭がお目見えする季節
この時期、県下の神社や寺院には氏子や子どもたちが和紙にさまざまな絵や文字を書いたものを張りつけた灯籠が奉納されます。
鹿児島出身の人なら、六月灯の灯籠を飾る絵を描いた思い出がある人も多いことと思います。
六月灯の夜はこの灯籠の絵や文字をろうそくの淡い光が優しく映し出します。参道にずらりと並んだたくさんの灯籠を眺めるのも、六月灯の楽しみの一つです。
© K.P.V.B
上の写真は県下最大級の六月灯が催される鹿児島市の照国神社。
照国神社は島津家28代斉彬公を祀る神社です。
六月灯が開催される神社では、特設の舞台で子どもたちの歌やダンス、芸能などが奉納され、また、縁日が立ち並びます。
最も各地域・集落に密着したお祭りで、地元の人や遠方から来た人など多くの人でにぎわいます。
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