去る7月26日マリンポートかごしまにバミューダ船籍の豪華客船「サン・プリンセス号」が寄港しました。
豪華客船の旅。私とは無縁の世界だと思っていました。
でも、興味はある。いったいどんな人たちが旅しているの? 客船の中はどうなっているの? どこがどう「豪華」なの? 船旅の食事は? などなど、好奇心いっぱいで臨んだ今回のインタビューと船内の市民見学会。
今回は サン・プリンセス号のカスタマーサービスディレクターのアンガス・ウィルキンソン氏に教えていただいた豪華客船の旅、その醍醐味と魅力をお伝えします。
サン・プリンセス号は77,000トン、アメリカの会社が所有する白くてなだらかな船体がプリンセスの名にふさわしい客船です。
鹿児島に寄港しているとはいえ、船内はアメリカ。身分証明書を預け、セキュリティ・チェックを受けないと船には入れません。今回のクルーズの乗客は ほとんどが欧米人やオーストラリア人。港にも船内にも髪や目の色の違う様々な国からの人があふれ、外国にいるような気持ちになりました。
船に入ると、そこは一流ホテルのロビーを思わせるアナトリウム。船の中に大きくてきらびやかな空間が広がっていることにまず驚きました。
カスタマーサービスディレクターのアンガス・ウィルキンソン氏は制服がとても似合う長身、紳士でとても柔らかな雰囲気を持つ、お話をしていても楽しく、安心できる方でした。
まず気になるのは、「豪華客船での旅はいったいどんなもの?」ということ。
クルーズ期間は短いもので5泊ほど。長い場合は100日を超えるとか。
ウィルキンソン氏によると、クルーズ船での利点は、まずとてもリラックスできる旅だということ。
ひとたび乗船したら、重いスーツケースを持ち運び、フライトの時間を気にしたり、セキュリティ・チェックを何度も受けたりといった煩わしさは一切なく、翌朝目覚めたら、新しい目的地に着いている。この上もなく楽に旅できる。
しかも、一つの旅で多くの地域や国を訪れることができるということ。
確かに楽だけど、大きな太平洋を渡る場合、何日も陸を見ないのでは?
移動中は退屈では? と思っていたら、実は船内は楽しみがいっぱい!!!
まず、プリンセス・クルーズの醍醐味は食事だそう。ダイニング・レストランやブッフェなどの食事代金は旅費に含まれているので、丸一日食べていることも可能 (ただし、スシバーやステーキハウスなど有料のところも) 。太りすぎが心配な方のためにスポーツジムやヨガ教室、ピラティス教室も。しかも、プリンセス・クルーズのシェフは一流ぞろい。乗客の皆さんも一様に口をそろえ、食事がとてもおいしいとおっしゃっていました。
さらに、 毎朝客室に配達される船内情報誌「Princess Patter」でその日のアクティビティをチェックできる。船内では早朝から深夜まで様々なイベントが開催されているので、退屈している間はないそう。
例えば、鹿児島に寄港した日の内容を一部ご紹介すると、鹿児島についての情報放送が客室のテレビで放映されたり、鹿児島観光をしない乗客向けにはバスケットボールや卓球、ゴルフ・パッティングなどのスポーツ・アクティビティやトーナメントから映画上映などが開催され、夜は独身者やGLBTのためのパーティー、音楽演奏、ダンス・パーティー、ダンスレッスン、ラテン・アワーなど実に多彩。
アクティビティに参加せずとも、船内の免税店でショッピング、カジノでエキサイト、インターネットカフェでネットサーフィン、スパでリラックス、洋上シアターを楽しみながらジャグジー、図書室で読書かボードゲーム、スポーツジムで一汗流すなどなど楽しみがいっぱい。
私個人がぜひやってみたいことは、客室のバルコニーで朝食のルームサービスを楽しむこと。大海原を眺めながら、優雅にシャンパンを傾ける。これ目当てでクルーズ船に乗ってみたい、とにんまりしてしまいました。
長い航海の途中、日本発着のクルーズ・プランも用意されています。出港地は小樽、横浜・神戸。だいたい5日から10日前後で料金は69,000円から。日本食や落語公演、日本語を話すスタッフの配置、日本語による情報提供など日本発着クルーズならではのサービスも。
日本発着クルーズも手軽でいいのですが、クルーズと言えば「地中海」。
すでに行く気満々の私。調べてみました。
東京からの往復航空券込みで14日間の旅程の地中海クルーズの料金、
1人398,000円から798,000円!! (エメラルド・プリンセス船内12泊、JTBホームページ調べ)
いつか必ず、行こうと決めました。
最後に、今回のインタビューにご協力くださったサン・プリンセス号を含むプリンセス・クルーズの窓口である「(株)カーニバル・ジャパン」と、鹿児島のウォーターフロントの活性化に取り組む「NPO法人ゆめみなと鹿児島」の皆様に心よりお礼申し上げます。
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