鹿児島国際化推進協議会事務局長 四元隆博さん
四元さんが代表取締役を務める(株)讃岐にて、日ごろは見せることのない鹿児島への熱い思いや鹿児島国際化推進協議会(以下KIC)活動の様々な思い出を伺いました。
[四元さんとKIC]
四元さんは1990年に鹿児島青年会議所(以下JC)が中心となったKICが創設された当初のメンバーということなので、もう24年も携わっていらっしゃるということになります。
KICは、鹿児島の街づくりと国際交流を目的に創設されました。
[KICで最も印象に残っていること]
平成5年にガーナ大統領の鹿児島訪問の際の大統領の鹿児島視察と晩餐会をKICで主催したこと。ガーナ大統領は、鹿児島からガーナに派遣されていた青年協力隊の隊員の方が亡くなったことに際し、ご両親の弔問と明治維新の地・鹿児島の視察、また、当時ガーナで行われていた灌漑用地の視察を目的に来鹿されました。
普通では体験できない大きな出来事に直接携わり、しかも、中心となって送迎や宿泊の手配を行い、また、大統領者の先導・後続車として、メンバーが車の配置についたということです。有事に備え、大統領者は信号で止まることができないということで、道路通行許可の手配など、すべてメンバーで行ったそうです。
また、JCが始めた事業に今は花火大会に形態が変わっていますが、ウォーターフロント・フェスティバルがあります。こちらにも四元さんは最初から関わり、当時は9日間にも及ぶ大事業であったフェスティバルに全力で取り組んでこられたそうです。もちろん、完全なボランティア事業です。会場にビア・ガーデンとして設置した席数は300席。台風接近の苦労など、思い出は尽きません。
[活動の目的]
ウォーターフロント・フェスティバルの目的が「街づくり」という点ではKICの目的と同じです。
四元さんはおっしゃいます。
「『観光かごしま』と謳っているからには、何かをすべき。施設などのハード面だけでなく、人を呼べるイベントなどのソフト面も必要だと思ったから、取り組んだ。」
これら二つのことを実行できたのは、KIC会長の川畑さんの力あってこそとの言葉も。
さらに、街づくりに関する熱い思いは次のことばにも表れています。
「何かを興す。何かをしないといけない。今の若い人たちにも、何かを興すエネルギーが欲しい」
そして、ボランティアでこれらの事業に携わり、街の活性化に取り組んでこられたことに対し、
「勉強、経験になった。普通では絶対にできない経験は、きっと巡り巡ってくる。何かの役に立っている。幾つになっても自分にできることは何かを考え、外に向けてアクションを起こしていくことが大切。」
との言葉は、体験してきたからこその重みを感じるとともに、これからを担う若い世代へのメッセージであると思えました。
[四元さんのおすすめポイント]
桜島(与次郎のベイブリッジからの眺めがおすすめ)
温泉・銭湯(日本の生活文化として)
仙巌園
美山
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