鹿児島国際化推進協議会会長 川畑孝則さん
鹿児島国際化推進協議会(以下KIC)会長に就任して20年近く。その間に経験したこと、鹿児島に寄せる思いなどを伺いました。
[KICの創設]
KICは青年会議所の事業の一つとして創設されたそうです。折よく天文館の商工会議所ビル(アイムビル)ができた時期でもあり、ビルの1階をビジターセンターとしてオープン。「観光都市かごしま」として、外国からのお客様にもきちんと対応できるよう、英語ができるスタッフを置いてサービスをスタート。
当時は全体的に国際化の意識が高く、元気なスタートを切ることができたとか。
当時の元気な活動を象徴するイベントが「ウォーターフロントフェスティバル」。
現在は花火大会に形を変え、行政が運営していますが、実はこのイベント、当時の青年会議所の方々で1988年に始めたもので、その中心となった人の中には現在のKIC会員が。当時は9日間にわたる大々的な催しでした。民間で費用を募り、スタッフは完全にボランティア。仕事前の朝7時ごろから仕事までの間会議を開き、仕事が終わったらまた会議という日々を重ねての実施に至ったという思い出深いイベントです。
そこまでやれたのは、ひとえに鹿児島を思う気持ち。とにかく鹿児島をもっと元気にしたい。何かやれることはないか、もっと鹿児島をアピールできないか、と常に考え、それを実行してこられた発想の豊かさと実行力をひしひしと感じました。
最近では、鹿児島の食材を使い、イタリア料理を提供するイタリアンレストラン等が情報交換し合う場となる「かごしまイタリアンの会」発足に尽力され、一つのまとまった、そして今後も継続していく鹿児島の新しい食文化として育っていきつつあります。
[KICを続けるエネルギー]
20年続けていると、様々なことが起こります。長引く不況で経済は低迷し、会員数が減少し、KICの活動自体も縮小を余儀なくされてきました。そんななか、続ける気持ちを支えているのは何かを伺いました。
それは、やはり役に立ちたいという思い。
海外に個人旅行で訪れた際、まず、何を探すか。インフォメーションセンターの「i」マークです。ここに行けば、その町の観光、交通手段、今夜泊まる宿の手配などなんでも分かる頼りになる存在です。鹿児島にもそういう場所を作りたい。海外からの色いろなお客様をきちんと案内したい。その一途な熱意が続ける原動力となっているのです。
[KICの活動を通して印象に残っていること]
会長のお知り合いで、当時世界銀行で開発援助国の担当をしていた方のご縁で、当時のガーナ大統領の鹿児島訪問の話がKICに持ちかけられました。
民間団体が他国の大統領のおもてなしをする。すごいことだと思います。そのすごいことを当時のKICは見事に果たしたそうです。綿密な計画、警察への交通許可を含め、様々な手続きなどの準備を経て、大統領の鹿児島視察と晩餐会を滞りなくやり遂げたのです。
「人と人とのつながりがあれば、実現し得る。そういうことこそ大切にしていくべき」の言葉が印象的でした。
[川畑会長のおすすめポイント]
1.屋久島
特に縄文杉登山はおすすめ。屋久島独特の雰囲気は行ってみないと分からない。
また、トレッキングコースとしては、霧島のえびの高原の湖めぐりコースもおすすめ。
2.温泉
霧島の新湯温泉、湯の谷山荘など
3.指宿
温泉あり、砂蒸し温泉あり、そして名物のそうめん流しありで楽しみどころ満載。
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