KIC Interview
海外から移り住んでいる方々に聞く鹿児島の話
#1 Damian Hill
前回(#1-2) に引き続き、ダミアンさんへのインタビューをお届けします。前回は鹿児島の印象や人柄、鹿児島弁への並々ならぬ興味についてお伺いしました。今回は、前回のラジオのお仕事の続き、そして、鹿児島に来てからの仕事についてお伺いしました。
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3. 鹿児島での仕事
‐鹿児島に来てから、いろいろ仕事してこられたんですか。
ラジオの仕事とかは英語教室しながらだったんだけど、この英語教室は2004年に始めました。それまでの1年近くは他のところ、IS通訳ご存知ですか。その会社に1年近く勤めさせていただいて、それもすごく楽しかった。市とか県の翻訳もしていて、そういう仕事を通して自分の日本語もちょっとずつ上達してきたし。そして、子どもに教えたいって思いは前からあったんだよね。今やっているプリスクールっていうのをやってみたいなって昔から考えていました。
(※ダミアンさんは、現在、KOOKA KIDS ENGLISH HOUSEという子どものための英語教室をひらいています。)
‐なんで子どもに教えたかったんですか。
楽しいし、やりがいがあるんだよね。すぐ覚えてくれるし。大人も楽しいんだけど、自分が子どもの気持ちになれる時間ですよね。自分自身が遊ぶ。
プライベートで鹿児島のいろんなところに教室を借りて、例えば、知り合いの中華料理店の定休日に貸してもらったりとか、そこでいろいろ英会話レッスンしてたんだけど。でも、雰囲気はいくら英語の教室にしたいと思っても、中華料理店のイメージ。だからやっぱりせっかくやるんだったら、あちこち生徒さんのいるところに私が行くんじゃなくて、どこか場所を借りて。あと、たとえば、今日のレッスンは絵本を使う、このCDを使うとか、いろいろ持っていくんだけど、途中で「これよりあれのほうがよかった」とか、すぐそこにないのは困ったんだよね、思ったように進められなくて、悔しかった。そんな状況だと、教材とかおもちゃとかそろっていれば、レッスン中に、例えば「これしようと思ったんだけど、思ったより子どもが興味示していないとか。楽しくないとか、あと何の歌を歌うっていうとき、前に歌った歌がいいとか。だったらすぐCD出せるし、おもちゃとか出せる。あと、みんな来てくれればこちらも時間を有効に使えるので。そういう思いから、2004年にここができたんですよね。
この教室を始めたその前後も、ラジオやテレビの仕事を手伝ったり、翻訳の仕事をしたりもしていました。
‐では、そういう伝える仕事もしながら、子どもたちとの時間を作っていったんですね。
そうですね。制作会社の人からそれがきっかけで声がかかってきて、「今度は他局なんだけど、県政番組を作ることになったので、ヒリーをリポーターとして使いたい」って。「県政だから、あんまりいいギャラは出ないだけど。」「ま、いいが。楽しければ」で。あと、宣伝。子どもたちがテレビを見ていれば、「あ、ダミアン先生、テレビで見たよ」って喜んでくれるし、保護者にとってもちょっと安心。テレビに出てる人なんだっていうのもあって、それを二年間やって。毎週出てたんだけど。だからそういうテレビとかラジオの仕事も結構、ま、英語教室は本業なんだけど、またそれと違う雰囲気で楽しめた。どっちも違う内容でやっていれば、両方同じことばかりやってたら飽きるじゃないですか。仕事となると。だから、仕事といっても内容が全然違う。
‐どっちも自分が好きなこと。好奇心のあることをやっている感じですね。
そうそう、なんか英語教えるの、ちょっと疲れたなあ、ってときに「あ、明日ラジオだ」とかって。またこっちに戻ったら、ラジオ聞いたよとか、テレビ見たよっていう声もあって楽しかったですよ。
文:フォーブス
vol.4につづきます。
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