鹿児島県国際交流協会主催の「外国人による日本語スピーチコンテスト」は今回で27回目。
当協議会は毎年審査員をさせていただいています。
今回は6か国9名の本選を審査員の一人として、当協議会会長の中尾も参加しました。
外国人の視点で見た鹿児島や日本には、毎年新しい発見があります。
今年の最優秀賞は、白人の警察官の息子として生まれ、黒人の親友のいるアメリカ人のバージェス・キーガンさん。アメリカの人種差別に触れ、さらに、鹿児島でじろじろ見られることに差別を感じたという話を通して、国全体の大きな人種差別は個人ではどうしようもなくても、個人のレベルで人種を超えてお互いを尊重するという相互関係が築かれていくことの必要性を訴えました。
優秀賞は、大学の合格通知を受け取ったにもかかわらず、家庭の事情で進学をあきらめ、実習生として鹿児島の会社で働く生活の中で、自分がいかに幸せだったかに気づき、与えられたものをどう生かすかについて論じたベトナム人のグエン・トゥ・チャンさん、日本の混雑した駅でしっかり列に並んで電車を待つ人々や、日本のトイレットペーパーしかないトイレにカルチャーショックをうけながらも日本の生活に慣れてきたと語るインドネシア人のテティ・バロカー・フェルリアナさんなど、じんとくる話、思わずぷっと吹き出してしまう話、大きくうなずいてしまう話など大変聞きごたえがありました。
お話を通じて、慣れない日本での生活のなかで気づいたこと、悩んだこと、うれしかったことがダイレクトに伝わってきます。
ここで暮らす外国人の皆さんの今後の鹿児島や日本での生活が幸せに満ちたものであることを祈りたいと思います。
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