今年も「かごしま語っ場ー」開催しました。台風が過ぎたばかりの9月21日のまるやガーデンズ屋上階はとても涼しい風が吹いて開放的でリラックスした雰囲気。明るすぎず暗すぎない照明もオシャレです。
そんな恵まれた環境のもと幕を開けた「かごしま語っ場ー」。当鹿児島国際化推進協議会の中尾会長のあいさつのあと、サクラジマ大学の久保学長が軽快の心地よい司会で進行です。
今年も鹿児島のそれぞれの場で活躍する旬のゲストをお迎えし、10分間ずつのキーノートスピーチをお願いしました。
この「かごしま語っ場―2016」 開催レポートでは、鹿児島の未来を提案するキーノートスピーチと会の流れ、楽しくておいしかった第2部の交流会の様子を3回にわたってお伝えします。
須部貴之さん
経歴
最初のスピーカーは須部貴之さん。有限会社すべ産業の営業部長兼リノベーション部長を務めながら、リノベーションまちづくり活動や地域コミュニティ活性化活動にも取り組んでいらっしゃいます。
日本で唯一不動産学部のある明海大学で不動産学を専攻し、さらにケンブリッジ大学で都市計画論を学ぶにとどまらず、ディズニーリゾートやユニクロ、三井不動産グループで得た経験は、すべて現在の活動に生かされているということです。
現在の活動ときっかけ
都市部から17年ぶりにUターンした須部さんが見た鹿児島は、人口減少問題、空き家問題、地域コミュニティ衰退など様々な問題に直面していました。
しかし、その衰退をただ嘆くのでなくすぐに行動を起こしたことには驚かされました。マーケットでコミュニケーションを促そうと考えた須部さんは、毎月第1日曜日に250店舗が参加する他県の軒先市を視察に行き、それを鹿児島でもやりたいと考えました。そして、帰鹿した2ヶ月後の2013年8月には、「第5回リノベーションスクール北九州」を受講し、人と人をつなげるしかけやプロモーションの方法を学ばれたのです。
迅速に行動する
須部さんが取り組んでいる地域コミュニティ活性化活動の一つ「のきさき市鹿児島騎射場」では10月30日に「ハロウィーンのきさき市」を開催します。イベントには大学生有志によるマーチングバンドの仮装パレードも登場します。彼らがこのイベントに関わることになったエピソードも迅速な行動力が何かを作り上げるためにいかに重要かを示唆しているように感じます。
須部さんがある講演会のあと出会った女子学生は音楽が好きで、自身も音楽をやっているそうです。話しているうちに、彼女は「ハロウィーンのきさき市」に仲間と音楽で参加したいという希望を伝え、須部さんが賛成すると、その後の彼女の行動の速さは目を見張るものがありました。スマホのSNSなどを使って、その場で友人等に連絡して有志を募ったそうです。「幸運の女神には前髪しかない」という言葉を思い出しました。
須部さんからのメッセージ
そんな須部さんがお話の最後におっしゃったことは、「好きなもの、得意なこと、やりたいことを自分でしっかり見極めよう」です。須部さんのように生き生きと活躍している人たちは、自分のやりたいことを知っていて、それを実践している人たちなのだと改めて感じました。
カテゴリー : text
タグ : 2021年 , Free Wi-Fi , Nen , ねん , ひなまつり , アトリエ , エコバッグ , カフェ , ガーデン , クリスマス , ケーキ , コーヒー , フォーマル , フリーWi-Fi , 令和3年 , 公共無線LAN , 公共無線ラン , 千本いちょう , 春の木市 , 無 , 無料Wi-Fiスポット , 癒し , 秋 , 紅茶 , 紅葉狩り , 行楽 , 避難所 , 防災 , 雛祭り , 風呂敷 , 鹿児島